水鴎流古傳武道大会

出場選手・戦績

二段の部 前田

初段の部 阿部、大木

段外の部 八重樫 優勝

活動報告

 初の遠征かつ、静岡である(のぞみが止まらない…)。とりわけ遠いというわけではないが何故か長い道中。大会までの道のりは遠い。しかしながら、そんな話をしている場合ではない。活動報告が終わらくなってしまう。では大会当日の話といこう。

 今回は段別に分かれてのトーナメント形式だった。私は段外の部での出場である。ここで一つ付け加えておくと当日の会場は体育館と武道場に分かれており、二つは離れた場所にあった。そして段外のみ武道場での開催である。この日、本大学から段外の部に参加したのは私のみ。つまり、半ば孤独との闘いだったのだ。

 段外は昼からの開催であった。続々と他の部が終わっていく中、次第に自分の番が迫ってくる。今か今かと高鳴る鼓動。もう前回のような失敗はしたくない。私は緊張を受け入れようと試みた。そしてどうやらそれは叶ったようである。

 勝ったのだ。あれよあれよという間に。ほとんど感覚のないままに、無我夢中に目の前に敵を捕らえる。まるでそこには自分と相手しかいないように見据え、切りつける。緊張に気を奪われないように、着実に着実に。結果、気が付くと優勝していたのだ。

 優勝の瞬間は正直覚えていない。なんとなくうれしかったような気もするのだが、それよりももっとできた、修正すべき点はどこだとはやる気持ちの方が大きかったのである。今後がどうなっていくかはわからないが実感をもって勝てるよう一層、稽古に励んでいこう。

文責 一年 八重樫