中央地区大会
新人戦まで残り3週間と迫った5月28日に、中央地区大会が行われた。今回、千葉大からの出場者は私一人のみであった。3月中旬に骨折をしてしまったことで、都大会には出ることができず、私にとっては3月の北九州大会以来の大会となった。結果は、4回戦0−3で敗北し、ベスト16止まりで試合を終えた。
この大会での私の課題は2つだ。1つは北九州大会の敗因の一つである試合慣れしていないことによる、緊張しすぎることの克服である。そのために意識したのはとにかく呼吸に集中することだ。師範より教わっている呼吸法をできないなりに意識して試合に臨んだ。結果は、相変わらず1回戦・2回戦と緊張をしていたものの3回戦・4回戦は程よい緊張感で演武できたと思う。新人戦に向けてよい収穫となった。もう一つの課題は、制定の技に苦手意識を持たないことだ。私は古流と制定の技を比較したとき、明らかに制定の技が苦手としていた。新人戦では古流3本・制定2本ではあるが、やはり後半に演武する制定は印象に残りやすい。その制定に自信をつけるためにも、制定5本の形式である今回の大会に出場した。結果は4回戦まで勝ち進んだのもあり、多少の自信もついた。だが同時に、動画で見て自分の演武を見ると、まだまだ改善点が多い。これは新人戦に向けて直していきたいと思う。
自分の試合が終わった直後は、4回戦が前回大会で優勝した他大の先輩との試合だったことから、どこか旗を1本でも奪えたらいいと思っていた。その後、試合が進むにつれてその先輩は決勝まで勝ち進んで、私と同学年の相手との試合となった。結果は私と同学年が2‐1で勝ち、優勝した。その瞬間、自分との差を見せつけられているようで非常に悔しく、私は「旗1本でも」と思っていた自分が情けなくて仕方なかった。この活動報告を書いているときでも、その悔しさは今でもよみがえってくる。3週間後の新人戦まで、この悔しさをバネにして飛躍していきたいと思う。
初段以下の部 前田 4回戦進出