山形さくらんぼ大会

出場選手・戦績

弐段の部 斉藤 初戦敗退

初段の部 前田 準優勝

活動報告

 6月末に行われた山形大会で、初段の部で準優勝することができた。ところが、この活動報告は私が頼まれたのをすっかり忘れていたために、試合が終わってからおよそ1カ月半後に書いている。せっかくなので、準優勝で多少なりとも天狗になっていたときを思い出して書くのではなく、1カ月半経った現在の視点から振り返り、動画などを見て改めて反省しようと思う。

 この大会の日は大きな目標としていた新人戦が終わった1週間後であり、新人戦のリベンジをしたいと思っていた。だが、新人戦で得た修正点を直すには短かったために、今回の大会に向けて掲げた課題は新人戦の3試合で全て失敗した納刀だけにしぼった。結果としては一度も納刀のミスはなかったので課題としは達成したが、改めて動画を見ると他の反省点は多い。大きく目立ったのは"斬り"だ。全体として勝ちたい気持ちが強すぎたためか、むやみに早く振ろうとしてしまい上半身だけで振っていて下半身が使えていなかった。そのために、横から見ると斬った直後の体は反動でぶれたり、強く振りかぶった剣先は水平より下がったりしているのが目立った。居合の先生方に教えられた"腹で斬れ"や剣道の先生に教えられた"手で打つな、足で打て"という言葉ができているわけではないが、この大会では真逆で全くできていなかった。もちろん緊張していたのはあるだろうが、今回やった5試合のうちで修正ができなかったのは問題だ。他にあったミスも陰陽進退で下がりながらの抜きつけの際の体がよろけたことや上段からの血ぶりで体がよろけたことからも、あまり下半身が使えていなかったのは今回の一番の反省だ。

 実際、試合が終わってから1週間ほどは動画を見て反省をしていたが、改めて見てみると当時天狗のために気づかなかった反省点は山ほどあふれてきた。ある意味、この機会はとてもよかったのかもしれない。現在夏休みに入っているが、それが終わればすぐに東日本学生大会だ。この夏は改めて得た反省点を成長の糧とし、3年生や4年生も出る東日本大会に向けてさらにうまくなっていきたいと思う。

文責 2年 前田