2009年度試斬会
5月16日、渋谷区スポーツセンターにて試斬会に参加させていただきました。試斬とは日本刀を用いて台上の杭に固定した巻藁を切り抜くことで、居合刀とは違い刃が付いているので緊張感がより高まります。 参加人数は20人を上回る程の人数で、一般参加もあり、外国人の方もいらっしゃいました。試斬の説明・先生の見本の後、実力に合わせて3つのグループに分かれて始まり、初心者グループは右袈裟、左袈裟を交互2回ずつ切る四方斬という業を中心に挑戦しました。 居合を初めて間もない私は最終的に右袈裟だけは多少切れるようになりました。刃がついているので抜刀・納刀は特に緊張してしまいましたが、力を入れ過ぎているとうまく切れないようです。また手首や腰の細かな動きも重要なようです。 初段の先輩は次のステップの五段斬まで、四段の先輩に至ってはさらにその次の六段斬までやっていました。五段斬・六段斬になると左右の袈裟切りに加え逆袈裟と水平斬も入り難易度が上がっていきます。上位の業になると「燕返」「川蝉」等名前からかっこいいものもありました。 また片手用の一回り小さな脇差で挑戦している方もいましたが、脇差になるとさらに難易度が上がるようです。終わった後は約120本の巻藁の残骸が散乱しており、芳しい香りに満ちていました。 真剣自体目にする機会も手にする機会も少ない今、先生方の丁寧な指導のもと実際に切ることまでできる貴重な経験となり、刀が好きな人、何か新しいことをやってみたい人等多くの人が有意義な時間を過ごせることと思います。こういった機会はそう多くはないので積極的に参加していきたいと思いました。 |
(文責 1年) |