第47回東日本学生居合道大会


 新人戦は2年にとって大きな意味を持つ大会だ。自分の周りにいる選手は全員同じ二年生。つまり、ほとんどの選手は経験年数が同じだ。完全に己の実力だけが試される大 会なのだ。そこでの緊張感はいつも以上に体をこわばらせる。
 朝は30分ほど各自で稽古をする時間が与えられた。各校の選手が一斉に会場全体で稽古をはじめる。100人近い人数が集中して刀を振る会場はさらに我々の緊張感を高めた。そして、試合が始まる。自分の番が始まるまえに試合会場にいく。そこで自分の対戦相手と互いに礼をし、帯刀する。試合場に入るとあとは稽古の成果を発揮するのみである。
 今年の千葉大学2年は全員で6人。そのそれぞれが精一杯の演武をした。しかし、やはり皆緊張しておりいつもどおりというわけにはいかなかった。2回戦に進めたのは松井一人であった。その後、松井は3回戦に進出し健闘するも敗れてしまった。
 今回の大会はそれぞれの部員に課題を残す形で終ってしまった。しかし、ここでそれぞれの部員がそれぞれの課題を見出したことは大きな成果であった。大会自体は不本意な終わり方になってしまったが、これまで以上に居合道に真剣に向き合おうという気持ちを起こしてくれたことは間違いない。これから我々は次の大会や昇段審査に向けて、より一層の精進を積んでいく所存である。
 

(文責 2年)



【出場部員・戦績】

  
松井 (初段) 三回戦出場


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