H28年千葉県初稽古


 毎年恒例の千葉県合同の初稽古が開催された。千葉県中から様々な支部から大勢が集まり、一斉に稽古をする大きな催しものだ。
 今年は稽古の開始前に岸本先生のお話しを聞くことができた。岸本先生は会場にいた全員に、現代社会における居合道の位置づけを明確に知らしめるすべく熱弁された。 中でも印象的だったのは今日の日本人の意識の低下を鋭く指摘したお話しだった。諸外国における英霊の扱いと日本における扱いが違うこと、諸外国の国民は日本人よりも平和に対する意識が非常に高いことを例として挙げられた。 そして岸本先生は、このような状況の中でこそ平和を強く思うために振るう剣、活人剣として、居合道の位置づけを明確にされたのである。
 これは私たち経験の浅いものにとっては非常に意外であった。活人剣という言葉は知っていたものの、現代社会においてもその言葉が強い意味を持っているとは思っていなかった。
 岸本先生の貴重なお話しの後、全体で制定居合12本を抜く稽古が行われ、本日の会は終了となった。今年の初稽古は我々にとって新しい居合道のありかたを教えてもらえた。

(文責 2年)





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