第29回全日本学生居合道大会
朝からとても冷え込んでいた。京都という普段とはまた違った環境だったこともあるかもしれない。 個人的には東日本での大会の結果はとても悔しいものだった。己の精神的な脆さが、浮き彫りになった試合だった気がする。そんな思いもあって全日での試合の朝はなんとも言えない気分だった 開会式があり、個人戦が行われた。個人戦で堂々と演武されている方々を見て、演武をする際の、言葉がいささか悪いかもしれないが胆の据わっているのを参考にさせていただきたいと思った。 個人戦が終わると、団体戦がすぐに始まった。アップをしたにも関わらず、手が身体がとても固かった。寒さなのか緊張なのか、おそらくは両方なのだろう。演武は自分でも納得のいかないものとなってしまった。 しかし、団体戦は個人の戦いでもあるがあくまで団体での戦いである。団体としての戦いでこんなにはらはらした試合もなかっただろう。 だが負け惜しみであることは承知しているが、現実は小説といったものよりも厳しい。 試合の勝敗にこだわる必要はないかもしれないが、試合で自分に負けるのだけは後悔しかない。自分の居合というものを今後の稽古で見定めていく良い機会になったかもしれない。 |
(文責 2年) |
1回戦 | 名古屋大学 | 敗北 (2-3) |