第37回千葉県居合道大会


 9月23日、千葉県武道館にて第37回千葉県居合道大会が行われ、千葉大学からは9名が出場した。早朝から雨が降り出し、昨日までの暑さとは一変して会場の外は肌寒く感じられた。

 会場設営、開会式に引き続き、演武が行われた。試合の中での演武もそうであるが、高段位の方々の鬼気迫る演武には圧倒させられた。

 続いて各段別に順次試合が行われた。千葉大学からの出場者の試合では、とくに新入生2名の奮闘が印象的であった。私が大会の場で新入生の演武を見るのは今回がはじめてであったが、4月からの成長もさることながら、堂々とした演武をしていることに感心した。試合の経験が浅く、おそらくは手が震えるほどの緊張下にあったと思われるが、その中で難しい業にも果敢に挑戦し、自分らしい居合をしている様が良かった。私は久しぶりの試合のためか、失敗の目立たないような業を選んで抜こうなどとぼんやり考えていたのだが、新入生の堂々とした演武に感化され、自身が抜きたい業に挑戦することにした。業が未熟なことは重々承知していが、それでも試合の場において堂々と自分の居合ができたことはうれしかった。

 新入生がこれからより一層熱い試合を見せてくれるものと期待しつつ、私も自信をもって演武できるよう業を磨いていきたい。


(文責 院生)



【出場部員・戦績】

           
甲斐 (段外) 二回戦出場
鈴木 (段外) 三回戦出場
殿本 (段外)
瀬端 (初段) 準優勝
長友 (初段)
中山 (初段) 三回戦出場
林部 (初段) 三位
市川 (弐段)
黒澤 (弐段)


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