第36回水鴎流古傳武道大会


 10月11日、静岡県藤枝市で開かれた水?流古伝武道大会に参加した。

 午前中は水?流きよめの行法に始まり、様々な流派の居合や杖術、脇差、薙刀、槍、組太刀、鎖鎌などの演武が行われた。見る機会の少ない演武を見ることのできる貴重な機会であった。
 また相手を地面に倒し踏みつける、刃を相手の喉元に突き付ける、相手の刀と首を鎖で巻き鎌を突き付けるなど、その動き一つ一つに迫力があり新鮮で印象が強く、興味深い演武ばかりであった。それだけに複数組が一度に演武をするために、あちらを見ればこちらが見られずといったようにそれぞれをじっくりと見ることができなかったのが非常に悔やまれた。

 試合の方は昼前から開始された。ここでも様々な流派の人たちの演武を見ることができ、それだけでも非常に有意義な経験となった。開会式前に稽古時間は十分に取れ、試合に出ることにも慣れてきたので膝の震えもなくなり、去年は見学だけだった試合に十分な状態で参加することが出来た。
 相手を気にしてしまうなどまだまだ集中しきれておらず、課題もあったが一回戦目をなんとか勝利で終え、昼休みをはさみ二回戦に臨むも集中力が切れてしまい納得のゆく演武もできずに敗北してしまった。しかし一回戦目は私にとっての初めての勝利であったので、漸進ではあるが確かな前進を感じられた。
 また様々な武道に触れることができ、居合に対する意欲もより高まったので、今回得た課題を糧にこれからの稽古でも着実に力をつけて行き、さらなる居合精神・技術の発展に励みたい。


(文責 2年)




【大会結果】

中野 初段の部 1回戦突破
井口 弐段の部
小林 弐段の部 1回戦突破


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